[さして店まで距離は無いのだが、雪が積もっているだけで、景色も違って見える。こけるぞ、と言われれば>>49、大丈夫ー、と答えた矢先に雪に足を取られてつんのめる。と、そこに彼が並んだ。出された手を掴めば、その手をぎゅっと握る。小さい頃にそうしていたように。]あ…………[そう言えばスルリと彼の手から抜け、少し先へと小走った。]見て、うさぎー。[暫くして、彼の元に戻った彼女の手には小さな雪で作った雪兎。嬉しそうに見せるその手は素手である。]