『……アンタの場合は、それ以前の問題もあるだろうが』
[とりかごの管理者である、『獣神』。
彼らが堕とそうと志しているのは、『支配者』──『総帥』とも称される、漆黒なる流星の統率者。
『神種』としても『総帥』としても。
彼自身が手を出す事は、『世界』規模の騒動を引き起こしかねない。
それと知るが故の言葉に、『支配者』は、一つ頷いて]
『それは否定せぬ。
……それに、アレどもの相手は、お前の方が馴れていよう』
『…………ああ。
散々、付きまとわれたからな』
[吐き捨てるような声音には、はっきりそれとわかる嫌悪が滲む]