[店の中に見渡して、此処には神父の姿が居ないと分かればアルビンは踵を返す。
そして慌ただしく店の外へ出て行こうとする。出て行く前にアルビンはオットーの方へと振り向いて、]
さっき、パメラとカタリナの家に行って来たんだ、安否を確かめようとして。
そしたら、カタリナが……、殺されていた。
[カタリナの死を告げるアルビンの顔は険しいものに戻っていた。そして、パメラの安否をまだ確かめていない事を知らせると、そのまま店を飛び出して村の中へ姿を消す。]
パメラは家に居なかった、探さねえと。
パメラは人間だ。
オットー、お前も人間だ。
残る、ジムゾンは――。*