[連絡艇が放たれた。一旦、慌しく情報の遣り取りが行われる。
こうした連絡には士官が自ら赴くものも多い。
より正確に情報を伝えるために。
被害の状況、遭遇戦時の敵の情報。損害。
そうしたものが伝達されていく傍ら、怪我人を後方に送る手筈なども同時に進められていく。]
互いに様子見…、損害軽微か。
しかしナハティガルは問題ないのか。
掠っただけ?動きに影響は。……そうか。
[問題ないと胸を張られれば、一旦考える風で頷く。
恐らくそれは虚勢ではあるまい。
そのようなもの、万が一にでも張ればそれは即ち死に繋がる]