[救助艇に共に乗り込むか悩む航海長の姿を認めれば、] 通信機が使えない以上、事態の報告を行える人員は必要だ。 なぁに、こっちの方は任せておけ。 どうやら、兵達も落ち着かない様子みたいだしな。[救助艇内部が騒がしいことに気付き、そう航海長に告げる。航海長から先ほど爆音と悲鳴が轟いたと報告を受ければ、] な――……!?[思わず、アレクシスの方へと視線を向けた。]