人狼物語−薔薇の下国

502 温室世界の住人たち


作家志望 クララ

 珍しいですね、フレデリカさんがこの時間に博物館を離れてるなんて。

[金髪の花精に駆け寄りつつ、常連として気に掛かったことを口にする。
 この学芸員は基本的に、お昼も家から持参して、博物館内の休憩スペースで食べているはずだ。
 無論厳密なルールがある訳ではないだろうけれど]

『そうね。
 でも、クララちゃんも気付いてるだろうけど、この騒動でしょう……。
 何があったのか確かめたいというのもあって、ちょっと出て来たの』

[そう言って、フレデリカが視線を送るのは貼り紙があった方角]

(54) 2018/06/21(Thu) 22:26:16

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