[兎に角その場を離れたくて、両扉の方向へ逃げてはみたが、どうしようか。紅潮した頬を冷やそうかと思っても、洗面は台所を挟み食堂と繋がっている。そこでまた鉢合わせては格好悪過ぎる。その判断は正しかったが(>>32)。]
[玄関ホールに出てみれば、行き迷う様な女性の姿を認めて立ち止まる(>>52)。ローレル=アスター。
咳払い一つし、心拍を整えようと。古邸の、ほの暗い玄関ホールでは、顔色もそうはわかりはしないだろう。務めていれば、やがてはそれも落ち着く筈だ。」
どうしましたか?
[可愛らしく思い悩む姿に声を掛けた。]