縫合、[>>48 途端、表情に苦々しさが篭る。『最初に』足に負った傷、銃で撃たれたものは、しっかりと縫合され、治療されたものだが。『二度目』に傷を負ったときは、男は軍を抜けた後。その時に世話になっていた村で治療は受けたものの、縫合はされず、今に至っている。とはいえ、大分傷口も塞がってきている。薬を塗っていれば、大丈夫だろうとは思うのだが。] ああ、そういえば温泉が沸いたって…。[まさかこんな所に沸くだなんてと、ニコラスに同意するように頷く。]