[人が続々と集まること、それから村長らしきが現れたことで、ようやく"避難"という行動だけを理解する。
訃報を聞いても、どちらも顔が思い浮かびはしなかった。
少しだけ、旅人という立場を物悲しく思う。]
……俺がここの人たちより先に出るわけにいかないでしょう。
指示さえいただければ、誘導くらいは出来ます。
手伝わせてもらえますか。
[パメラが共に向かうことになった>>46だろうか。
混乱は訃報を受けてさらにひどくなったが、しかし避難誘導をはじめれば徐々に人間は動き出す。
――人が死んで、何から逃げるというのか。
その違和感の答えを、自分自身で出すよりも早く、目の前の大雪の山が――!>>40]