[結局名乗る機会は失ってしまったが、性別を誤魔化している以上かえって好都合と、自分から口にすることはしなかった] それはいいよ。 オレは……旅がしたいんだ。 ただ強くなるだけじゃなく、そのための知識も欲しい。[告げられた言葉>>49には真っ直ぐな眼差しでそう返す。 行き先を聞けば目を輝かせた] 壁に囲まれた街!? 学者がいるってことは、何か珍しいものでもあるのかなぁ。[好奇心だけなら人一倍と。 夢想するような表情で呟いた後、促しの言葉に頷く]