人狼物語−薔薇の下国

403 軍人の絆


空挺部隊教官 ゲオルグ

 誰か……?
 いや、此処に来るまでには俺しかいなかったぞ?

[そう告げたのは態と。
誰かいた、と言えば自然と己から視線が外れるだろう。
が、己の事だけを考えさせ、悩ませるが為だけの演出。

少し声が震えているのに気づけば頭を一度軽く撫でようか。>>52]

 なんだなんだそんな情けない声を出して。
 ほら、しっかりと取ってこれたか?火を焚いて飯の支度をするぞ。

[背をばん、とシャキッとさせるために叩き。
テントの傍へと戻ろうか。

嗚呼愉しい。
この怯える表情も、声も、全て己のモノにしてしまいたいという欲が溢れて堪らない。]

 嗚呼、言い忘れていたが、料理という調理も君にお願いしようか。
 結構腹ペコでね?
 素早く頼むよ。

[彼が火を焚けばようやく辺りが明るくなる。
閉じておいた本を開き、また視線を本へと落とした。*]

(54) 2016/01/19(Tue) 22:28:59

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