― 渡り廊下 ―
んー?
騒がしくなってきたかしら。
[相変わらず、当人は足音たてる事無く進みつつ。
かたかたことと、と言う音に紛れてもらすのは、楽しげな呟き]
まあ、仕方ないわよねぇ。
[何がどう仕方ないんですか、とか。
この存在を良く知る人物であれば即突っ込みが入りそうな呟きを漏らしつつ進んでいく。
その視界を過ったのは、何かに追われるようにきゃーあきゃーあと騒ぎながら駆けて行くぷち付喪神。
その内の幾つかは、こちらに気づくとたすけてー、と言わんばかりに駆けてくる]
あらあら、まあま。
[高位の付喪神でもある各務さんには、こんな感じで他の付喪神がよく懐く。
……その関係で、各務さんが起き出すと古道具の付喪神化が進行したりするのだが、まあ、それはそれとして]