[二人を誘うよう、狭い洞穴を駆けてローゼンの小屋へと。床いっぱいに敷き詰めた布団に、うさぎ達全員で川の字で眠る事はついに叶わなかったけれど。或いは、今のこの姿ならば、もう――誰を疑うことはないのでは、と。都合のよい思考が解を示す] ――リル。[シェイとマレンマはついてきてくれただろうか?来てくれたなら、何処か拗ねるように毛布を被るリヒャルトの傍へ膝を折り、ちろりと濡れた舌腹で頬を舐めようとし。皆で共に、毛布に包まろうと誘ったかも知れず*]