[ 大した怪我ではない、と徹の声が返る>>52 ]
『...さっきのあれって、怪我させるだけじゃないわよ?』
[ 囁く風の妖精に、小さく頷く ]
うん、毒とか瘴気に近い感じがした。
徹は、だんだんリートに似てきたからね「大丈夫」は、あんまり信用できないな。
[ 本人は本当に「大丈夫」だと信じ込んでいるから始末が悪い。大地の勇者の頑健さは、時に頑固さと同義だった ]
でもそれは、きっとみんな解ってるからね。
[ ミリアムも玲緒も、徹が無理をしようとすれば、身体を張ってでも止めるだろう、もちろん自分も同じだ ]