……まあ、多分だけど。 この世界《クラールハイト》そのものが、きみたちの可能性を見込んで引っ張り込んだ、って事じゃないかなって。 俺は、今はそう思ってる。 ただ力が強かったり、技量や経験があるってだけじゃレヴィンは認めなかったろうし、天角だって気持ちを動かしはしなかったと思うし。 ティアだって、そうだろ? 『……まあ……そうね。 昔の誰かさんたちにそっくりだったから、できるかな、って思えたのはあるし』[傍らに話を振れば、返るのは何とも微妙な物言いの肯定]