…僕の好きな花ね…そうだな…[ 退屈を持て余した考古学者は、 好きな花を聞かれて暫し考えて。 彼女と自分を隔てる扉の、 直ぐ近くまで近付いて言葉を返した。 ] ……二番目に好きなのはネリネかな。 もし持ってきてくれるなら一等好きな花は明日教えよう。 あの花の花言葉は「また会う日を楽しみに」 "また会える"のを、楽しみにしておくよ――カサンドラ。*