-オプティモ港市場-
そうですねぇ。
ではそちらの貝殻を頂けますか?
[アレクシスは、呑気にオプティモの買い物をしていた。
否、市場を見やりつつ、一方で兵士に指示を送り、民衆の動向を見張っていたのだが。
幸い、王府軍と事を荒げようなんて者は居なかった。
まだ此処は――――北の領地と思って良いのか。]
[そして、]
………。
すみません、ではこれ一つ下さい。
お釣りはいりませんので。これにて。
[空気が変わった。港の方から声がする。
>>49 領主が戻ってきたのだろう。
アレクシスは、ゆらり。それらを見に行く観衆に混じり、]