― 休息の間 ―
[その後の休息中、さっそく訪ねてきたメレディス>>47に聞かれ、はて?と内心首をかしげつつ]
わからん。客としてきてくれたことはあったのかもしれんが、ワシの食堂は職人街や農村の近くだったからな。旅人がすぐに足を向けやすい場所ではなかったしな。
どうしてそんなことを聞くか聞いてもいいか?
[興味本位であったが、教えてもらった。記憶を探っているらしい。どうも見た目色男なこの占い師は、女性関係以外でも難儀があるようだ。故郷についても、辺境、近くに山と密林があり、そこの恵みをうけて生活している村というのを教えはしたが芳しくない様子]
力になれずに悪いな。だが記憶は戻れなくても味覚が覚えていることはあるかもしれん。そっちでは力になれるかもしれんぞ。
[畑仕事と料理で鍛えた筋肉が唸る]