……状況については……一言で言えば、あれです。 『いきなり味方に撃たれました』です。 シコンは陥落したんじゃなくて、自分から下ったんですよ、あちらさんに。[そんな前置きの後、防衛砦からの砲撃から始まった一連の出来事について簡単に説明する] ……で、俺は、艦長の命でここまで。 味方に状況を知らせるために、飛んできたわけです。[最後にそう、話を結んだ時。声と瞳に滲んだ悔しさは、隠しようもないもの。*]