[そんな問いの合間、『夢の世界』に視線をやると、人影が一つ、目に飛び込んできた]………え?[私は驚きに瞠った後、ゲルトへと視線を向ける。彼もその姿を見ただろうか。私よりも接点があるのだから、気付いていてもおかしくは無い。『夢の世界』の霧に紛れ歩く、”王”の姿に*]