[出窓から姿を消したや否や尋常じゃない早さで戸口から再度姿を見せたフリーデルに目を丸くする。
だが凛と、人とは一線を画した雰囲気を纏うそのいつもどおりの姿に不思議と違和感は感じられなくて、数秒のタイムラグの後、挨拶をしたのだった。]
[華やかだがひとけのない村に物寂しさを覚えていたところだったから、フリーデルの言葉>>40にぱっと表情を輝かせる。]
えへへ、ちょっと無理して持ってきてしまいました。
[でもお仕事なので!と胸を張ろうとするも腕がぷるぷる震えているのは自覚していて、ええ正直つらいですと正直に言わざるを得なくなる。
不意に吹いた風は少し秋の気配を帯びていて先ほど感じた寂しさを思い起こさせた。
話してみるとフリーデルも同じ感想を抱いていたことを知り温かい気持ちになった。]
[フリーデルの提案>>40に目を数度瞬かせると、一瞬ためらった後気恥ずかしそうに頷く]
よ、良かったらお願いして…いいでしょうか。