― 回想/10年前・火山地帯 ―
え、いいの……?
[あっさりと出された許可>>48に、思わず顔を上げて相手を見上げた。
今になるまでろくに顔も見ていなかったが、年齢は10は上だろうか。
修練者のようだがグリュングレースの神殿関係者ではなさそうだ。
互いに観察するような視線を交わした後]
コニーリオ――兎って、オレのこと?
[何やら自分は相手にとって幸運をもたらしたようだ>>30。
その辺りの真意はわからないが、面倒をみてくれるというのなら有難い。
実際自分は、食糧確保の知識もないまま飛び出してしまったのだから]