― 回想・小テスト初回 ―[ぼんやりとペンをまわして授業の内容を反芻していると、いつの間にか机に小テスト用紙>>14が配られていた。カサンドラの軽やかな声が、テストの始まりの合図を口にする] ……えっ。しまった。 質問したい事があったのに。忘れてた。[髪をかしかしとかいてから、とりあえず問題に向き直る。問題は、易しかった。というか、ついさっき習った事ばかりだ。わからない問題は見当たらない。授業はわかりやすかったし、質問もなかった]