[音もなく、瞬時に伝わる"聲"。敬愛する主へと、報告を一つ。そうして、ソマリアランが未だ生きていると知れば、何らかの策を講じようと一考。自分の剣の腕では、彼には到底及ばない。ならば、] …行っておいで。[空へと放たれたのは数匹の鷹。その足元には手紙を携えて。一羽は、ソマリアランを呼びだすために。他の幾つかは、彼との合流地点に、腕の立つ味方を向かわせるために。――上手く行くかは、わからないけれど。]