[ けれど。 ]
…バカなことを。
[ 彼女の微笑みには、
彼女の、その言葉>>45だけには
ロー・シェンは冷たい言葉を返した。 ]
君がいなくなったことを知った世界で、
僕は誰との約束を楽しみにすればいいんだい
いいか、サーラ。
自分の命が人より軽いような言い方をするんじゃあないよ。
僕は君が死んでいるのかと思ったとき、
息が止まってしまうかと思うほど"絶望"したんだぜ。
君が傷つくなら僕が傷を負ったほうがいい。と。
僕はそう思えるくらいには君のことが大事なつもりだよ。
だから…二度と、傷ついたのが自分でよかったなんて
…… 二度と、言わないでくれ。
[ 金色の双眸で、いいね、と。半ば強引に
もう傷つかないで欲しいと、願いを述べたのだったか。 ]