またガチガチしてきたよって、小話をひとつ挟んでみよか。
フランスの化学者ラヴォアジエは、本業は化学者やのうて徴税請負人やったそうよ。
お金をすごい持ってて、とある実験で「色のついた液体」を使うのに、わざわざワインの瓶を開けたという伝説も残っとるんよ。
ちょうどその頃にフランス革命がおこって、徴税請負人=庶民の敵やったラヴォアジエはあえなく断頭台の露に消えてしまう。
その時、ラヴォアジエの才能を知る者はこう言ったという――
「ラヴォアジエの頭を落とすのは一瞬でできるだろうが、
ラヴォアジエの頭脳を手に入れるのは100年でも足りないだろう」
税金集める仕事は、いつの世でも嫌われるんやね……><。