[必要なかったかな、そう紡ぐ彼の声のトーンが何時になく消沈しているように感じたのは、気の所為か。見えてくる。『必要なかったかな』なんて此方を気遣う態を口にしつつ酷く、寂しそうな、寒そうな彼の姿が。いつまでも子宮に居ては、腐ってしまう。シェイとマレンマ、二人へと視線を向けて] 行こう、――…"同志"が、寂しがってる。 君たちの生き方を狂わせた俺が憎いなら、 無理にとは言わないけれど。