[立ち上がると、壁に突き刺さったまま揺らめく炎を映す銀刃を引き抜いた>>4:247炎の中心へと肩越しに一瞥を投げ、爆風で開いた横穴に、迷わず息子の身体を躍らせる。素早く扇を閃かせ、造り出した風の籠に、自らも身を投げ出した。地面に叩きつけられる衝撃を何とか殺して、階下に降り立ち、息子の身体を再び抱き寄せる]