ま、本心はあいつに聞いてみなきゃ分かんねェけど。たださ――其処までいうなら知ってんだァろ?あいつは、自分の気に入った奴にしかイイ顔見せない。嫌いな奴は傍に寄り付かせもしないって。[仮にも准将に向かってあいつ呼ばわり。不敬の塊である]だから。おまえさんを傍に置いたのは、…置きたかったからじゃねェの。勝手な想像だけど。役に立ったかどうかは、向こうが決めるこった。おまえが決めることじゃねェ。[謝罪を封じるように、しれっと言い置く]