[北の国には一月前にゾネス要塞の内部の地図を横流ししている。「今のラメールに軍を統率する力はない」という“事実”が生まれた際効率的に攻撃出来る様に手筈を整えてた。][南の国には戦争が起きる際、ラメール国を豊かにし国を支えていた農民を優先的に送り手元に置かせる手続きを進めさせている。その際に国の資金を横流しし、南国の重臣や軍人に握らせた。][そう、父王が後継者発表する告示を示した時から、少しずつ少しずつ手筈を進め。ゆっくりとゆっくりと母国の壊滅へと差し向けていた*]