……、ふ
[息が洩れる。再びウィンチェスターの弾を撃ち尽くす勢いでばら撒いて。
敵が多い、のは確かなんだけれど。なんだかちょっと楽しい。いやあいつら見た目キモいから嬉しくはないけど。弾を補充…こんな戦い方なのに、不安は感じていない。前にいる彼が、ミヒャエルに敵が近付かないよう戦ってくれているのが分かるから]
なぁ。
――無事に帰れたら、ご褒美考えようか。
[いや実際なんであんなに好かれているのか分からないのだけど。疑いようもない好意は、今となっては……ちょっと、うん。
……キスくらいはいいかな、というつもりだったのだけれど、なんかキスでおさまらなそうなはしゃぎっぷりに、そこまでじゃない!と何度か釘を刺すのだった**]