― 翌日、談話室 ―
[リーザの悲鳴を耳にした。昨夜は眠れなかったのか、目の縁を赤くしたアルビンが声がした場所へと向う。
途中、オットーとすれ違えば被害者はニコラスである事と部屋の状況を説明された>>40。
行き先をニコラスの部屋ではなく談話室へ変更して、そのままオットーと一緒に談話室へ行った。
談話室に人が集まると村長は口を開いた>>18。ヴァルターの似顔絵に丸を付けられていた事は事前にオットーから聞いていたし、自分が狼だったらそんな真似はしない、という弁明も尤もだったので特に思う所はなかった。
たがヴァルターがパメラの名前を口にすれば眉を寄せて、]
村長、姪のパメラを疑うんですか!?
貴方は、――なんて、事を。
[パメラがヴァルターを嫌っているとは知らないアルビンは驚いた表情をした。
ヴァルターもパメラを疎んでいる事を知らなかった。だから、姪であるパメラを疑うヴァルターを信じられない、と。嫌悪感を露にして村長を責めた。]