―少し前― へぇ。 そんな言葉を聞くなんて、意外。[自分が偽である事を知り、動揺する『仲間』に向ける言葉は淡々としていた] コイツの事、仲間だと思っていたみたいに聞こえるけど。 ……ねえ。 あんたたちさあ、ほんとにコイツの仲間なの? だって、誰一人として気づかなかったじゃない。入れ替わっている事にも、腹の中で抱えてる事にもさあ。 はっ、不憫だねぇ。 人間なんて、ゴミクズみたいなものだけど、流石に同情する。[ああ、いい事を思いついた。そんな事を言いたげに、顔つきが変わる]