ギンセイ王国は、古くは、武によって他国を征することを良しとする国でした。
しかし時代は変わり、今の王は、和合による国の安寧を望む方だ。
13年前、武を翳し、乱を起こした者たちによって、王族の中でただ一人残された、その後でも、恨みに沈まれる事も、歩みを止められる事もなく。
[ 静かに伝えるのは、王の価値を語ろうという意図ではなく。 ]
私は、その王に、命の意味を教えられました。故に、一つでも多くの力を王と、この国の為に得たい。
あなたが二君に仕えられぬというなら、それでも構いません。
若き王と、この国に、この先も手助けをお願いしたい。
それが、私の、望みです。
[ 伝えて一礼を送るのは、ダーフィトの内に有る、強い想いへの敬意の印。 ]