……今度は、逃げない。[自身に言い聞かせるように呟きつつ、左の手に力を集わせ長弓を握る。真っ直ぐに構えて弓弦を引くに合わせて生み出される、翡翠色の矢が煌きを零す]…………いっけぇぇぇ![十分に引き絞った所で、文字通りの気合を込めて放った矢は大気を裂き、甲高い音を立ててギィへと飛んだ。*]