人狼物語−薔薇の下国

65 ルー・ガルー OROCHI


軍師 ジークムント

いや、その…わざとではなかったんだが。
……ああ、うむ。確かに先日も言われたな…。

[曰く、食事をしない。これでは身体を壊す。
愛情篭った叱責が、彼女の口から放たれる。

薄い紅茶色の髪を揺らし見上げ来る愛しい人に、
男のこたえが次第に途切れがちになった。
随分と珍しい光景であろう。
彼女以外の前では、見せることのない姿だ]


 ────すまなかった。


[こうした時に、最後に白旗を揚げるのは此方の方だ。
頭を下げて、それから柔らかに若草色の瞳を微笑ませた]

(52) 2013/09/22(Sun) 02:23:53

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