人狼物語−薔薇の下国

403 軍人の絆


陸軍諜報部候補生 セルウィン

―宿舎内―

[人気のないリビングに二つの影が佇む。
ソマリの首筋から覗いたペンダントに目を遣り、
それがターゲットと分かれば目を丸くして、教官の顔をしている彼を見つめる。

これは、明らかに彼の私物に思える。
いや、然しこれも任務の中に組み込まれているものなのだろうか。

特徴を確かめるように注視しながら、躊躇い、
机の上に置かれた光を暫し眺めれば、
それでも、やはり気がかりな様子で顔を上げた。]

 一つだけ質問を。
 これは教官の私物ではありませんか?
 その…、いいのですか?

[尋ねる声は、心配そうに触れてもいいのかと確認するそのもので。*]

(52) 2016/01/22(Fri) 22:44:27

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