人狼物語−薔薇の下国

201 異端なるモノの舞踏場


銀月の奏者 ソマリ

― 回想 ―

[気まぐれな猫は、何か起きている場所に気づくとそこにふらりと立ち寄る事が多い。
その時も、そんな気まぐれから、『異形獣』が生まれている場所へ足を向けていた]

……おやおや。

[そこで見たのは、未だ『年若い』とわかる同胞と、『異形獣』の姿。
戦意と言う点において、二者は両極端にあるように、奏者の目には映った]

このままにしておくのは、色々と勿体ないね。

[『異形獣』の方は、相応に力持つ者のように見えたから。
このままにしておけば、あまり面白くない事態を招きそうだと、そう思えて──奏でたのは、高速の刃となる衝撃波を招く音色をひとつ、ふたつ。
それは狙い通り、『異形獣』の注意を奏者へと引きつけた]

(52) 2014/06/01(Sun) 22:41:48

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby