人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


鷹の眼 イングリッド

―ソマリアードが倒れた後―

[砦を強襲したのは、邪神の使いの如き魔物。>>20
壁画に描かれてもいたそれは、まるで伝承の中から抜け出てきたかのようで。
邪悪の限りを尽くし、絶命時には対峙者を呪って果てた。


魔軍の術師との相討ちで倒れたソマリアードをペンホールズへと送り届ける名目で、イングリッドは首尾よく城を抜け出す。
そうして北の大都市へと向かう一団に魔物の小隊をわざとぶつけ、はぐれた振りをして暗躍を続けるのだ。


放っておけば。何れソマリアードの命は尽きるだろう。
…それよりも、今は。]

 …アラン。

[遥か南の地、門の見える丘でソマリアランを囲ったのは誰であったか。
そう一筋縄にはいかない男であるから、その結果が少し心配で。

――そっと、呼び掛けてみる。]

(52) 2014/03/27(Thu) 02:18:06

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby