[マレンマから薬を受け取る。薬をポケットにしまうのと同時に、マレンマは床へと崩れ落ちた。>>46]
どうした。立てないのか。ならここで休んでおくといい。
誰が残っているかはわからないが、あの下衆が死んだ以上、君ら二人ならそう簡単には負けぬだろう。
[コンスタンツェにも確認する。どうやら、彼女も動く気はなさそうだ。]
裏切りか。この避難所で信用できる相手なぞいないのかも知れないが。あの時広間で君がベルガマスコを殺していれば、事態は変わっていたかも知れぬ。だが仮定の話も過ぎた話もしている暇はない。私はエレオノーレを探しに行く。
[ベルガマスコのスマホを光源に、部屋を出て行く。]