人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


修道騎士 バルタザール

[口からも鼻からも、血を吐きながらのた打ち回る。
胸に開いた大穴に、やっと張った皮膚が破れる。
全身の傷痕から、痙攣するたびに床に鮮血を撒き散らした。


魔血が体内に入れば自壊するようにと、あらかじめ強化手術の際に組み込まれていたのだと、聖将ならばそれを見て理解できたかも知れない。
貴重な実験成果が魔の手に落ちるのを防ぐ為に、それは本人にさえ知らされぬ間に仕込まれていた――と。]

(51) 2014/02/22(Sat) 00:43:25

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