……って、ちょ![短い宣と共に突きだされた腕が、無数の火球を導く。反射的に左腕の腕輪に意識を凝らし、加速の力を引き出して地を蹴った] って、速い!?[最初の直撃は避けられたものの、無数の火球はこちらを焼き尽くさんと空まで追ってくる] ちっ……![舌打ちと共に双剣を振るい、近づくそれを斬り払うものの数が多い。往なしきれない──と、察した瞬間、腕を交差させて廻る風の全てを防御のそれへと変換した]