人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍少尉 シュテルン

― 上空 ―

[舞い上がった翼たちは、散会して各々の役割を果たして行く。
対艦装備を重視したものは、巡洋艦や小型艦と連携し、一撃離脱の投下で敵艦の動きを阻む。
その動きを狙う敵複葉機に対しては、対空装備を備えたものが喰らいつき、味方の動きを助けていた。

それでもやはり、無傷、というわけには行かぬもので。

爆撃直後の僅かな隙に艦の副砲に捉えられるもの、敵機の銃撃に晒されるものは少なくない。
それでも、そんな被弾はなるべく減らしたいから。
本能で空を駆けるアルカンシエルは、敵を引きつける動きを重視していた]

 ……はいはい、遅いですよっと!

[対艦攻撃の機動に入る味方機を狙う敵機の真ん前を横切る、という無茶な動きで牽制した後、アルカンシエルは上へとまた駆けて]

(51) 2015/11/08(Sun) 14:42:02

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