次の春にはみんなでお花見しよー? 街の真ん中の大きな桜の樹の下で、アルビンに美味しいご飯とカレルに美味しいお菓子をお願いして。[お花見の話>>47に、そうしようよーと明るい声が弾ける。そして、お酒、との言葉にまたニコリと微笑んだ。] ほんとだー 私も、お酒飲めるね。楽しみだなー。[心の奥底にある一つのものが、そんな未来に小さな影を落とすのに気付かないフリをしながら。考えれば考えるほど、胸の奥に何か込み上げるのを飲み込み、堪えながら、また笑顔で誤魔化す。]