[頭を下げて懇願する姿を愉しんでいるのだろうか、と思案しても笑いの気配が無いから何かが違う気がする。彼が何を思っているのか、酷く気に掛かる……。ただ、自分から疑問を口にすると願いは破棄される可能性がある為、黙って対価の提示を待つ。そして長く続いた沈黙は破られるのであるが、>>29ようやく吐き出された言葉は、疑問だった。]