[湖を越え、更に険しい山岳部を越え、東へ。あまり目立たぬように、高度を抑えながらの飛行移動。途中、同じように脱出してきた面々と合流したりして少しずつ人数を増やしつつ、目指すのは山間の隠れ里] …………。[道中、見知った顔と合流すればそれなり笑みは見せたものの、基本的には口を噤んでいる事が多かった。未だ幼さを起こした学園生たちに都市がどうなったかを伝え難い、というのもあったけれど。これからどうするか、という所に意識の大半を持っていかれていたから、というのが大きかった]