―ジャンプ後:第2エリア→メイン・サロン―
ったたた……
[暫く意識を失っていたのか、身体を起こすと、打ち付けた腕が痛む。
あの衝撃を考えれば、もう数えきれないほど体験した亜空間移動だということは容易に知れ。
しかしながら、かなり乱暴で性急なジャンプで合ったことに眉を顰める。]
……もう少し丁寧にジャンプしなさいよ。
[文句を言いつつも、自身の身体検査は抜かりない。
腕に打撲一か所、掌に擦過傷一か所。
……まぁ、特に大きな傷もなく、こんなものだろうと頷いた。]
ラヴィちゃん、スノウちゃん。
……え?……、……分かったわ。
[今日も可愛いねなんて、いつかのように>>0:27 軽口を叩けるような状況ではなく。
二匹のいうように、メイン・サロンへと足を向ける。>>#7
歩きながら、止めていた制服のボタンを外し、チャックも降ろす。
流石に脱いで羽織るのもどうかと思ったから、袖は通したまま。
どうやら、指揮をとる立場ではなく、要救助者になってしまったらしいし、それくらいはいいだろう。
さて、メイン・サロンに着いたら、そこにいる皆の顔ぶれは、どれくらいの数だったんだろうか。**]