――少し前/まおうのかりばへと―
[うつら、うつら。
村へとついたばかりの時のように、船をこぎながら目的地へと。
手にしたうさぎのお人形に顔を押しつけ、今にも寝てしまいそうなごようす。
けれど、彼に話しかけられれば>>40半眼でお顔をあげ、ぼんやりとお返事します]
べつに いそいでいるわけじゃありませんから。
ここでなくても、ほかをさがせば。
[どうせその魔導書を手にいれたとして、使うのはずっと先の予定です。
ドロシーには、まだまだ時間があります。……あると、そう思っています。
だから そうせくことはないのだと、言外に彼につげて]