あの。 俺のことは、ロヴィン、と。[後に顔を合わせるなら、こちらも名乗っておくべきだろうとそう口にする。 それから少し間を置いて] ――ありがとう。[笑う、という表情をする者を、父以外に知らなかった。 だからその顔が上手く出来ていたかはわからない*]