おやおや、これはオットー君じゃないか。
ははーん、さてはパパンにまた絞られでもしたかな?
[今日も今日とてやって来た物音を聞いて。
前髪をぱさりとやると、店内へと顔を出す。
斜め30度、完璧な登場シーンである。
ディーターとはお得意様にして、幼馴染み。お互い別ベクトルの意味で村人達から距離を置かれる事はあったけれども、だからこその腐れ縁にもなっていた。]
うーん、やっぱりこれさ。白鳥のような真白な小麦粉。パーフェクトな僕が作るパーフェクトなパンにはパーフェクトな小麦粉じゃなきゃね。
[7度目のパーフェクトの単語が出る頃になって、ようやくハースブレッドとダルニツキーをお勧めするのであった。]